長谷川真史が、わきが(ワキガ)の治療やわきが対策を紹介します。

においの原因

わきがと体の臭いの原因

ワキガの原因については随分色々な書籍やインターネットで公開されていますが、個人特有の体質と汗が大きく関係しています。汗をかく器官は大きく2種類ありますので、それについて後述します。結論から言えば、わきがの主な原因は体から分泌される 汗 に関係しています。

  • アポクリン汗腺から出る汗

アポクリン汗腺から出る汗はほとんどが水分ですが、他にミネラル成分(カリウムやナトリウムなど)と、有機成分(尿酸や乳酸など)および微量の鉄などの金属が含まれており、汗と一緒に体外に発散させる役割があります。その為、少しベタベタ感がある場合があります。

アポクリン汗腺は私たちの体の重要な役割を担っていますが、汗の水分だけが蒸発して、残った成分に雑菌が繁殖し、これが原因となりワキガ特有の臭いが発生します。汗の成分の割合は、その時の体調や汗の種類(ストレスからくる冷や汗、体温を下げるための汗など)によって変わります。

原則的にわきがは人に感染するものではありません。たとえば、ワキガの人のTシャツを着ても他人に移る事はありえません。一時的に臭いが付着することはあっても、体質自体は伝染しません。

また、ワキガと多汗症は全くの別物ですので、同じには考えてはいけません。欧米などでは多汗症の治療は行われますが、ワキガは治療しない方も少なくありません。こと、日本は臭いに敏感な文化 のため、ワキガで悩む方が多いのも事実です。

そもそもワキガ臭は人間におけるフェロモンの働きも持っており、動物の生殖活動におけるアピールポイントとして機能しています。日本では悪臭として扱われる為、過度な悩みから、自己臭恐怖症やうつ病にかかる方もいるくらいです。

日本でも食の欧米化によってワキガの方が増えていると言われます。現在では10人に1人がワキガ体質だと言われます。

汗には種類がある

  • エクリン汗腺から出る汗

エクリン汗腺はとても小さな汗腺です。全身のいたるところにあり、1cm×1cm四方に100個以上も存在しています。毛穴とは違い、目では見ることができないほど小さな汗腺なのです。

エクリン汗の成分の約99%はただの水分なのでサラッとした汗が出ます。その他に塩分・尿素・アンモニア・色素リポフスチン・ピルビン酸などがほんの少しだけ混ざっています。

エクリン汗が出ると皮膚は酸性に傾きますが、皮膚についた細菌の繁殖を防ぐ効果があるため、「臭い」対策に一役買っているのです。ですが、スポーツなどをした後に、わきの下などではなくシャツが臭うということがあると思います。

これは、エクリン汗腺の成分の中に微量の「臭い物質」も含まれているからです。汗をアルカリにして最近を増やす「重炭酸イオン」は汗臭さを増やす元となり、脂肪酸も含んでいます。

水分の多いエクリン汗は蒸発しやすくシャツに吸着します。そのため、わきの下などではなく「シャツが臭う」のです。

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