長谷川真史が、わきが(ワキガ)の治療やわきが対策を紹介します。

ワキガの知識

わきがの知識

  • わきがの名称
    一般的に「わきが」は脇の下のニオイのことを指しますが、医学的な用語では「臭汗症(しゅうかんしょう)」や「腋臭症(えきしゅうしょう)」とされています。
  • わきがと年齢
    わきがの臭いが強くなる時期は個人差はあるものの、一般的には女性の場合には生理が始まり2~3年経った頃、男性は思春期が始まる少し前ぐらいから次第に臭いが強くなる傾向が多く、男女とも高校生くらいには大人のアポクリン腺になる為、多く発症する例があるようです。
  • わきがと細菌
    アポクリン腺から分泌される汗は、分泌直後の新鮮な状態では無菌・無臭ですが、汗の成分に含まれる皮脂やミネラルが紫外線や細菌によって分解されると、ほぼ一~二時間くらいで悪臭を発するようになります。これは「ノネナール」という悪臭物質である事が分かっています。市販されているワキガ治療用のスプレー液や塗布薬には、細菌の繁殖を抑える目的で、主に抗菌・減菌作用のあるものが多く売られています。
  • わきがとタバコ
    体臭と喫煙とは、汗を通じて関係しています。タバコの主成分はニコチンですが、これはカフェインやリタリンとともに「中枢神経興奮剤」と呼ばれます。ニコチンはエフェドリンやコカインほどではないのですが、大脳皮質や大脳辺縁系を刺激してアッパーな気分にさせます。これらは、また視床下部というところも刺激します。ところがこの視床下部には体温調節の中枢があり、ニコチンはこの体温調節中枢も同時に刺激してしまい主にエクリン腺の発汗を促進します。つまり、ワキガ臭の強くなる要因として既にお話したこのエクリン腺からの汗の増加があります。アポクリン腺からの分泌腋が一定であってもエクリン腺の汗が増えると、ニオイの飛躍性や細菌分解の速度が高まりワキガ臭が強くなるのです。またニコチンは交感神経も刺激することがあります。アポクリン腺は一部は交感神経の刺激で分泌が促進されますので結果的にはワキガ臭が強くなる要因ともなります。
  • わきがと食事
    実はわきがと食事にも深い関係があります。食生活が欧米化している昨今ではどうしても肉類中心となってしまいます。これは一般的に酸性食品に分類され、皮脂が消化しきれず酸性の汗をかきやすくなります。体臭予防をする上では、体をアルカリ性傾向に保つことが良いとされていますので、肉系(卵や砂糖等も同様)に偏らずバランスの取れた食事が大切です。また、血液を弱アルカリ性傾向を保つには、梅干やわかめ等海藻類、しいたけ緑黄色野菜なども摂取するように心がけましょう。

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